こんにちは。みしま小児科クリニックの小林孝輔です。
今回は子宮頸がんの予防として重要なワクチンである「シルガード®」について解説していきます。
はじめに:子宮頸がんについて
子宮頸がんは、妊娠・出産を考える世代にとって見過ごせない疾患です。日本では、女性のうちおよそ70-80人に一人が生涯の中で子宮頸がんに罹患するとされています。
特に20〜30代で増えやすく、若年女性の妊娠やライフプランに大きな影響を与えます。
しかし、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルスは、ワクチン接種によってそのリスクを大きく軽減することができます。

子宮頸がんワクチン シルガード®について
シルガード®とは?
シルガード®は、ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症を予防するワクチンです。HPVは子宮頸がんや尖圭コンジローマ、肛門癌など、さまざまな病気の原因となるウイルスであり、ワクチンを接種することは重要な予防対策となります。
どんな効果があるの?
シルガードは、HPVの複数の型(HPV6、11、16、18、31、33、45、52及び58型)に対して免疫をつけることができ、子宮頸がんの予防効果が特に高いとされています。ワクチン接種を受けることで、将来的なリスクを大きく減らすことが期待できます。
対象となる年齢は?
シルガード®は小学校高学年から中学生の女子を対象に接種が推奨されており、定期接種の対象となっています。今年度の定期接種対象者は以下の通りですので、公費の対象期間中に接種を終えられるように、早めに接種予約などをしていただくようにお願いします。

(MSDホームページより引用 https://www.msdconnect.jp/wp-content/uploads/sites/5/2025/08/silgard9_announcement.pdf)
男子は接種できないの?
2025年8月から、9歳以上の男性にも接種対象が拡大しています。男性の場合には公費の対象外のため、自費での接種となりますが、尖圭コンジローマや肛門癌の予防や、パートナーをHPV感染のリスクから守るためにも、男性もワクチン接種することが重要です。
(MSDホームページより引用 https://www.msdconnect.jp/wp-content/uploads/sites/5/2025/08/silgard9_announcement.pdf)
接種スケジュールについて
9歳以上の方は、1回0.5 mLを合計3回、筋肉内に注射します。通常、2回目は初回接種の2ヵ月後、3回目は6ヵ月後に同様の用法で接種します。
9歳以上15歳未満の方は、初回接種から6~12ヵ月の間隔を置いた合計2回の接種とすることができます。

(厚生労働省 9価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(シルガード9)について から引用 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/hpv_9-valentHPVvaccine.html )
副反応と安全性
シルガードは安全性が高いワクチンですが、接種部位の痛みや腫れ、発熱などの副反応がみられることがあります。ほとんどの場合、軽度で一時的なものです。ご不安な点はお気軽にご相談ください。
まとめ
シルガードは、HPV感染症とそれに関連する病気を予防するための大切なワクチンです。ご自身やご家族の健康を守るため、ぜひ予防接種をご検討ください。
ご不明な点や何か心配なことがあれば、いつでもみしま小児科クリニック青葉台までご相談ください。
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