夜尿症(おねしょ外来)

夜尿症の受診をご希望の方へ

夜尿症夜尿症におけるご相談は、初回は時間がかかるため、初診の患者様は専門の診療枠で対応をしております。夜尿症の受診をご希望の方は、事前にご予約をお願い致します。なお、2回目以降の診療は、通常の診療時間で受け付けております。

おねしょについて

お子様の夜尿症について、5~18歳までで約8%の方が夜尿症と言われています。おねしょの悩みは、周囲に打ち明けられないといったように本人にとっては深刻です。おねしょの主な原因は、身体の未熟性によるものと、稀に何らかの疾患が隠れていることがあります。

おねしょの原因

腎臓で作られた尿は、尿管を通じて膀胱に貯まります。膀胱に尿が貯まると、脳に伝達され尿意なって、おしっこをしたくなります。ただし、昼間は排尿できる状況でない場合、私たちは意識的におしっこを我慢できます。そして、トイレに行ける状況になると、おしっこを出すことができます。このように、おしっこを我慢したり、出したりと意識的にコントロールが可能です。
一方、おねしょのあるお子様は、昼間できている排尿コントロールが、寝ている間はできなくなっておしっこを出してしまうのが大きな原因です。
また、多尿といって膀胱で貯められないほど大量の尿が作られる疾患や、膀胱機能が低下する疾患が原因となることもあります。
おねしょは、本人の気持ちではなく、身体の未熟さが問題であるため、本人を叱ったり、焦らせたりしても改善できません。逆に、精神的に追い込まれることで、改善を遅らせることとなるため、ご注意ください。

おねしょから考えられる病気

尿がたくさんできる病気 ・両側性腎奇形
・腎性尿崩症
・水腎症
・糖尿病
・神経性多飲症
・中枢性尿崩症 など
膀胱に尿が残る病気
膀胱に尿を貯められない病気
・尿道狭窄
・慢性尿路感染症
・尿道弁
・尿道リング状狭窄
・膀胱憩室
・過活動膀胱
・膀胱尿管逆流症
・神経因性膀胱
・慢性便秘 など
その他の病気 ・睡眠時無呼吸症候群
・注意欠陥多動性障害
・てんかん など

夜尿症外来で行うこと

夜尿症外来では、問診とご自宅での観察からおねしょのタイプや度合を評価し、おねしょの原因を特定していきます。何らかの疾患が原因とされる場合は、血液検査や尿検査を行います。おねしょの原因が疾患によるものの場合、その疾患の治療を行います。お子様のおねしょのほとんどが身体の未熟性によるものです。主に、生活指導・アラーム療法・薬物療法を組み合わせて、治療を行います。
夜尿症の初診の際は、ゆっくりと時間をかけてお話をお伺いしております。おねしょのお悩みは、ご本人やご家族にとっては深刻です。おねしょは、治療によって治りますので、どうぞお気軽にご相談ください。

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