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夏場に多い感染症シリーズ  溶連菌感染について

local_offer上気道炎夏場の感染症

 

 

 

 

 

 

 

 

 

🌼溶連菌感染症ってどんな病気?

こんにちは、今回は「溶連菌(ようれんきん)感染症」についてお話しします!

溶連菌とは、正式には「A群β溶血性連鎖球菌」という細菌のこと。この細菌がのどに感染すると、発熱のどの痛みなどの症状が出てきます。
お子さんに多い病気ですが、大人でもかかることがあります。

プール遊びなどが始まる夏場の流行が多く、特に保育園や幼稚園、小学校などの集団生活の中では、毎年のように流行するので注意が必要です!


🐣どんな症状が出るの?

溶連菌にかかると、次のような症状が出ることがあります👇

  • 突然の高熱(38℃以上)

  • のどの強い痛み

  • いちご舌(舌が赤くなり、ぶつぶつができる)

  • 体や手足の発しん

  • 頭痛・腹痛・吐き気など

🌀風邪やインフルエンザと似ている部分もありますが、咳や鼻水があまり目立たないのが特徴です。

薄く赤みのある湿疹が、おなかや手足に見られます

🧼感染の広がり方と予防法

溶連菌は「飛沫感染(くしゃみや咳)」「接触感染(手や物を通じて)」で広がります。

🛡予防のポイントはこれ!

  • 手洗い・うがいをこまめに!

  • 咳やくしゃみはティッシュや腕でカバー

  • タオルやコップは家族と分ける

  • 体調不良のときは人混みを避けて


🔍診断と治療

のどの痛みや発熱がある場合は、**病院で検査(迅速検査)**を行います。
溶連菌と診断されたら、**抗生物質(飲み薬)**による治療が必要になります。

💊お薬を飲み始めると、1~2日で熱が下がることが多いですが…

🧠 薬を途中で中断すると、症状が再発してまた熱が出ることがあります。症状がよくなっても、薬は必ず最後まで飲みきること!
これがとっても大事です!


⚠️合併症に注意!

溶連菌は、しっかり治療しないとリウマチ熱や**急性腎炎(じんえん)**などの病気を引き起こすことがあります。

そのため、

  • お薬は最後までしっかり飲む

  • 受診後も症状が長引いたら再診する

など、きちんとしたフォローが大切です。


🏡おうちで気をつけたいこと

  • 解熱後24時間以上経過+元気があるなら、登園・登校OKとされることが多いです(園や学校に確認を!)

  • 兄弟や家族への感染予防も忘れずに!

  • 発熱が続いたり、発しんがひどいときは再受診を!


✅ よくある質問(Q&A)

Q. 何日休めばいいの?

A. 熱が下がって、元気が戻れば1~2日後には登園・登校できることが多いです。

登園基準としては、解熱後、24時間以上が経過し全身状態が良好なこと、
ただし、抗生物質を飲み始めてから24時間以上たっていることが目安です。
園や学校によっては登園許可証が必要な場合もあるので、事前に確認しておくと安心です♪


Q. お風呂は入っても大丈夫?

A. 発熱がなくて元気があるようなら、お風呂に入ってもOKです!
ただし、ぐったりしている・熱があるときは、体に負担をかけないようにお風呂はお休みしましょう


Q. 溶連菌ってくり返しかかるの?

A. はい、かかることがあります!
同じ「A群溶連菌」にもいろいろな型(タイプ)があるため、一度治っても、別の型にまた感染してしまうことがあります。同じシーズンに何回かかかる方もいますし、特に扁桃腺が腫れやすい子は感染を繰り返しやすい特徴があります。

何度もかかる子もいますが、きちんと治療すれば重症になることはまれです。
ただ、「またのどが痛い…」「高熱が出た…」というときには、再感染を疑って早めに受診しましょう!

💬まとめ

溶連菌感染症は、早めの診断と治療でしっかり治る病気です。
お子さんの体調に「ちょっといつもと違うかな?」と感じたら、いつでもお気軽にご相談くださいね🌈

 

 

その他にも何か心配なことがあれば、いつでもみしま小児科クリニック青葉台までご相談ください。

ブログで取り上げてほしい題材やご質問がありましたら、下記問い合わせ先メールから、いつでもご相談ください(^^♪

mishimachildclinic@gmail.com

 

過去記事などはこちらからも参照できます。

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