こんにちは🌞
みしま小児科クリニックの小林孝輔です👨⚕️
今回は、アレルギー専門医としてよくご質問をいただくことの多い
**「食物アレルギー」**についてご紹介したいと思います🍽️
🌟 食物アレルギーってなに?
食物アレルギーとは、
「食物によって引き起こされる抗原特異的な免疫学的機序を介して、生体にとって不利益な症状が現れる現象」
…と定義されています📖
分かりやすく言うと、
**「ある特定の食べ物を食べたときに、発疹・咳・腹痛・嘔吐などの症状が出ること」**です💦
食後に発疹などが出て、「これってアレルギー?」と心配されて受診される方はとても多いです🏥
🔍 食物アレルギーの診断方法は?
診断において最も大切なのは、**「問診」**です📝
実は、ほとんどの食物アレルギーは問診で診断が可能なんです👂✨
保護者の方から「血液検査をしてほしい」とご希望をいただくことも多いですが、
血液検査は確定診断の必須条件ではありません。
ただし、アレルギー症状の出る可能性や重症度の予測に役立つため、問診から食物アレルギーが疑われる場合には血液検査を行うこともあります💉
また、問診だけでは確定できないときには、
**「食物経口負荷試験」**を行って診断することもあります。
(当院では対応が難しいため、必要な場合は近隣の病院をご紹介させていただきます🏥)
⚠️ 健康なお子さん全員に対しての血液検査は推奨されていません。
そのため、「とりあえず血液検査だけしてほしい」といったご相談には、お応えできない場合があります🙇♂️
❓ これって食物アレルギーじゃないの?
「これまで問題なく食べていたのに、急に口の周りが赤くなった😟」
そんな場合は、接触性皮膚炎の可能性が高いです。
その場合は、無理に検査せず、もう一度同じ食材を少量食べて様子をみるようにお伝えすることがあります🍽️
ただし、まれに
**“新生児・乳児食物蛋白誘発胃腸症(FPIES)”**といった特殊なアレルギーもあります。
この場合、最初は大丈夫でも、数回目以降に嘔吐などの症状が出ることがあります🤢
症状や状況はお子さんによって様々ですので、
少しでも不安なことがあれば、お気軽にご相談ください😊
🌱 食物アレルギーになってしまう原因は?
発症には、
✔️ お子さんの体質
✔️ 遺伝
✔️ 環境
など、さまざまな要因が複雑に関係しています🧬🌍
同じ兄弟でも、アレルギーがある子・ない子がいるのはそのためです👦👧
🧴 食物アレルギーの予防方法は?
完全に防ぐのは難しいのですが、
**スキンケアがとても大切!**💡
肌が荒れている状態でアレルゲンが触れると、体が「これは異物だ!」と勘違いして、アレルギー反応が起きやすくなることが分かっています💥
だからこそ、湿疹がある場合は
保湿剤やステロイド外用薬などを適切に使って、
お肌をキレイに保つことが予防につながります🧴✨
食物アレルギーについて、よくあるご質問を中心にまとめてみましたが、
他にも気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談くださいね🏡🌼
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